コロナウィルスが広がっています。
罹患された方の一刻も早い回復と亡くなられてしまった方のご冥福を心よりお祈りいたします。
人的被害の他に経済活動にまで影響が広がっています。
飲食業界、イベント業界、教育関連、医療業界、それこそ私たちの介護業界など、いろいろな所に影響が出ています。
一体いつまで続くのか、いつどこから感染してしまうのか、漠然とした不安がありますよね。そんな中、ふと疑問に思いました。
「コロナウィルスとは、そもそも何だろう?」
どんな感染経路があって、どんな症状が出て、どうやって治すのか。予防はどうすれば良いのか。などなど。報道はされていても意外とわかっていないかもしれない。
分からないから漠然とした不安も大きくなるのかもしれない。
そんな風に思えたので、ちょっと調べてみました。
今回は厚生労働省が発表している情報の中で、「コロナウィルスとは?」「感染ルートは?」についてご紹介いたします。
厚生労働省HP:「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」
目次
- コロナウィルスには7種類ある
- 感染ルート飛沫感染と接触感染と考えられている
- PCR検査で陽性と出たが症状が出ていない人から感染はするのか?
- ペットから感染するのか?
- 感染者の糞便から感染するか?
- 感染者が見つかった場所(外国、国内)から送られてくる手紙や輸入品などの荷物により感染するか?
- 食品を介して新型コロナウイルス感染症に感染することはあるか?
- まとめ
「コロナウィルスとは?」
○コロナウィルスには七種類ある
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- 新型コロナウイルス(SARS-CoV2)
- 重症急性呼吸器症候群(SARS)
- 中東呼吸器症候群(MERS)
- その他4種類のコロナウィルス
④の4種類については、一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)を占めているそうです。すでに身近にコロナウィルスはいたんですね。
皆さんもご存じのように、コロナウィルスはアルコール消毒などで感染力を失うそうです。
「感染ルートは?」
○「飛沫感染」と「接触感染」と考えられている
【飛沫感染とは?】
感染者の咳やくしゃみ、つばなどと一緒にウィルスが放出され、そのウィルスを他の人が口や鼻から吸い込んで感染すること。
注意すべき場面として紹介されていたのは、「屋内などで、お互いの距離が十分確保できない状況で、一定時間を過ごすとき」と書かれていました。
※写真はイメージです。
【接触感染とは?】
感染者が咳やくしゃみを手で抑えた後、自らの手で周りのものに触れることでウィルスが付着し、未感染者がその部分に触れることで、感染者に接触していなくても感染すること。とされています。
感染場所の例として挙げられていたのは、
- 電車やバスのつり革
- ドアノブ
- エスカレーターの手すり
- スイッチ
などとされていました。
国内の感染状況から空気感染は起きていないと考えられているものの、閉鎖空間において近距離で多くの人と会話をする等の一定の環境下であれば、咳やくしゃみがなくても感染を拡大させるリスクがあるそうです。
※写真はイメージです
○PCR検査で陽性と出たが症状が出ていない人から感染はするのか?
「通常、肺炎などを起こすウィルス感染症の場合、症状が最も強く表れる時期に他の人へウィルスを感染させる可能性も最も高くなります。したがって、可能性は低いとみられるものの、新型コロナウィルスについては解明されていないこともあるため、一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。」と紹介されていました。やはり、「咳エチケット」や「手洗い・手指消毒の徹底」といったことを続けることが感染予防に繋がるんですね。
※写真はイメージです。
○ペットから感染するのか?
ペットなどの動物から感染した事例はないそうです。ただ、それ以外の感染症のリスクもあるので、手洗いや手指消毒は行うようにしてくだい。
※写真はイメージです
○感染者の糞便から感染するか?
この問いについては、明確な回答はなかったですが、通常の手洗いと手指消毒用アルコールでの消毒が勧められていました。
それに加えて、感染者や感染の疑いのある人、もしくは、濃厚接触者が使用した後のトイレは、急性の下痢症状等でトイレが汚れた場合は、市販されている家庭用漂白剤等(1,000ppm:次亜塩素酸ナトリウム)、またはアルコール(70%)を使用してきれいにすることを推奨します。と紹介されていました。
先ほどの接触感染を考えると可能性があるということなのでしょうね。
※写真はイメージです
○感染者が見つかった場所(外国、国内)から送られてくる手紙や輸入品などの荷物により感染するか?
今のところそういった報告はないそうです。「WHOも、一般的にコロナウイルスは、手紙や荷物のような物で長時間生き残ることができないとしています。」とされていました。
※写真はイメージです。
○食品を介して新型コロナウイルス感染症に感染することはあるか?
食品そのものからの感染報告はないそうです。ただ、配膳などから接触感染が起こる可能性はあるそうで、食器等についても清潔な取り扱いに十分な注意が必要みたいです。
以下、抜粋文です。
コロナウイルスは熱(70度以上で一定時間)及びアルコール(70%以上、市販の手指消毒用アルコールはこれにあたります)に弱いことがわかっています。製造、流通、調理、販売、配膳等の各段階で、食品取扱者の体調管理やこまめな手洗い、手指消毒用アルコール等による手指の消毒、咳エチケットなど、通常の食中毒予防のために行っている一般的な衛生管理が実施されていれば心配する必要はありません。WHOからの一般的な注意として「生あるいは加熱不十分な動物の肉・肉製品の消費を避けること、それらの取り扱い・調理の際には注意すること」とされています。
※写真はイメージです。
まとめ
「コロナウィルスとは?」「感染ルート」について、厚生労働省のHPから紹介しました。
感染ルートが「飛沫感染」と「接触感染」と考えられていることから、「咳エチケット」の大事さや「手洗い・手指消毒」の大切さが分かってきますね。また、ドアノブや手すりといった所からの感染もあり得るとのことでしたので、気をつけないといけないですね。
私たちとしても、全職員(デイサービスふぁる、ホームデイサービス大槻、デイサービスHAT)のマスク着用や体調管理、通常の清掃等に加え、不特定多数の方が触れるところの消毒を行っています。
これからも新しい情報を仕入れながら、皆さんが安心して過ごしていける施設を提供していきます。
ご紹介している内容は、下記の厚生労働省のHPの内容をもとにしていますので、気になる方は下記HPを見てみてください。
次回は、「治療」や「予防法」についてご紹介したいと思います。
参考・抜粋:厚生労働省HP:「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」